ライフネット生命創業者 出口治明さんから、子育て中の女性へのエール
昨日、win-winでのライフネット生命の創業者、出口治明さんの講演会に参加しました。
テーマは「これからの働き方」でしたが、出口さんの女性に対しての応援の気持ちが本当に素晴らしく、感動のあまり何度も涙ぐんでしまったので、内容と感じたことをシェアしたいと思います。
「人口が減って栄えた国家、都市、地域は歴史的にも皆無」だそうです。
少子高齢化を食い止めるのは急務というのは、もう待ったなしの状況です。
ようやく国も重い腰を上げざるを得なくなり、保育園問題、教育費問題解消すべく着手しています。
子供は女性にしか産めません。
月に一度の排卵のタイミング、年齢、体質という制限だけでも産みたい時に産めるケースは少ないはず。
私自身は人一人育てる、という覚悟だけでも出産前にかなりの勇気がいりました。
加えて結婚前の生涯を共にしてもいいと思えるパートナー探し、経済的問題、仕事のキャリアへの影響、両親との関係などなど。。
子育てだけは産んでしまったらキャンセルできない。
人生の多くをかけて挑む最大のプロジェクトのようなものです。
実はG7の中で日本だけが婚姻年齢が歪んでおり、初出産年齢も年々高くなっているそう。
また、日本の婚外子は2%程度、海外を見ると50%前後が婚外子の国もとても多い!
婚外子でも同等の権利が経済的にも保障され、差別することなく生きられる国々が人口が増加するのは想像に難くありません。
日本は法律婚以外認めない稀有な国家なのです。
http://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2017/07/post-7974.php
イギリスなどはまず子供をもうけてから同棲し、この男性は家事や育児に協力的かどうかを判断してから籍を入れるケースも多いそうです。婚姻関係により縛られているから、日本ほど不倫の多い国はない。
仮面夫婦が果たして幸せなのでしょうか?
私は険悪な空気の夫婦の家庭で育つよりは、ひとり親でも愛情たっぷりの穏やかな雰囲気の家庭で育つ方がどれだけ子供の幸福感が増すのか肌で感じてきました。
離婚するのは自分に責任がある。
未婚の母を選んだ自分はだらしないと思われていないだろうか。
そんな風に自分を責めてきたこと、片親の方ならあるのかもしれません。
そんな風潮は日本だけです。
出口さんは子供を産める女性を心から応援されてました。
「育児休暇は休暇じゃない、育児留学って名前を変えたほうがいい。育児をすることでどれだけ賢くなるか!」
とおっしゃっていました。
本当にその通りですよね?
ふにゃふにゃ泣くだけの暖かな命をある日授かって、大丈夫かな?と心配ばかりの日々を少しづつ乗り越えるために
いっぱいいっぱい学んできたと思います。
育児中は学ぶべきこと、学べることが本当にたくさん!
食事、健康管理、時間管理、アンガーマネージメント‥
何よりも大切に思える子供と幸せに一緒に過ごしたいから、より良い生活を実現したくて少しづつ学んできました。
全然暇じゃないよ!って育児中のお母さんはみんな思ってますよね(笑)
「3歳児神話も本当に罪」だと言及されていて、集団保育が社会性を養う方が子供の発達に好影響というのは世界的には常識だそうです。
赤ちゃんを保育園に預ける時に泣かれたこと、私も何十回もあります。
その度に罪悪感から泣きながら会社に行ったこと最初は何度もありました。
でも赤ちゃんは悲しくて泣くのではなく、注意を引きたいから泣くだけなのだそうです。
やっといつも「お母さんがいなくなるとケロッと元気にしていましたよーー」と保母さんに連絡されていたことが腹落ちしました。
出口さん曰く、
「女性は産みたい時に産むのが一番幸せ!」
その為には経済的問題、世間の風潮、制度などを変えていかなければいけません。
時間はまだまだかかるかもしれないけれど。少しづつでもみんなが声をあげる、意識を持つことで変わっていくことを信じます。
私も日本が好きだし、ずっとこの国で暮らしたい。
全ての親と子供がすべからく平等に守られ、子供をどんどん産みたくなる、みんなで育てられる日本にしたい。
何よりも大切なのは
「命を健全に育むこと」
それ以外のつまらない世間体は気にすることはないんだと、エールを頂いたと思います。
出口さん、本当に暖かい方でした^^