Live the life you love !

自分の人生をデザインする!

生きていれば、いつだってリベンジできる。

f:id:sannaducati:20180302233029j:plain

昨日3月1日は息子の高校の卒業式でした。

娘も20日には小学校卒業式、子ども達にとっても私にとっても節目の春です。自分語りの駄文ですが、感じたことを書かせてください。

娘が1歳の誕生日を迎えてすぐのある日、我が家の大人は私1人になった。当時息子は7歳。気まぐれに2人に戻る事もあったけれど、基本的に1人。大人の事情に関係なく、一瞬も子育ては待ってくれない。

子供達はご飯の支度もできず、娘はまだ母乳を必要とし、寝ることすら1人でできない。一人で子供を育てることになり、24時間をどう使うか、優先順位が自動的に決まっていた。

まずは自分の心身の健康を守ること。これ無しでは家事も仕事も、長期に渡って続けることが出来なくなる。一番の資産は健康な心身だ。 7時間寝て、まっとうなごはんを食べる。

次に子供たちの心身の健康を育むこと。
食べさせ、寝かせれば身体は健康かもしれないけど、寂しい思いをさせたら心は健康ではいられないと思った。成長して心を病んだ知人の多くは、幼少期にもっと親に愛して欲しかったのに、という話をするのを聞いていたから。体だけではなくて、心も同じくらいバランスのとれた、健やかな愛情が無くては育たない。


家事や教育を少しづつでも誰かに頼ればよかったのかもしれない。でも、それには自由に使える資源が足りなかったし、投資を後で取り戻せる自信もなかった。私の24時間のうち、仕事以外は子供たちと食べ、寝て、遊ぶことに使った。

そう決めてから11年も経ったなんて夢のようだ。自分の時間は格段に増えた。お世辞にもあっという間とは思えない。1日1日が、長かった。でもちゃんと3人が元気なままで、こんな日が来てくれたのだから本当にラッキーだ。

少し後悔しているのは、子供の学びに対して充分に行動出来なかった事。より良い高校、より良い大学に入れれば良かったけれど、その時に戻れても同じことしか出来ない気がする。

何十冊も育児書を読んだけど、いつも悩んでばかりで、何一つ解決した気がしなくて、迷いながらここまで来てしまった。

卒業式、息子に「つまらないから来なくてもいいよ」と言われていたけど、行った。時代は動いているというのに、校長先生の講話は多分30年前に私が聞いた卒業式の内容と変わらない。

象徴的で、普遍的で、死ぬほどつまらない。中堅高校でもこの状態だから、公立高校は一部を除いて壊滅的な状態ではと不安になった。

往路の電車の日能研の広告にはAIとベーシックインカムについての設問。良識と資産のある親は中学受験をさせたがるのは当たり前かも。

式の最後に、生徒たちが作った高校生活の思い出と周囲の人への感謝の気持ちを込めた動画が流れた。

30分もの長い動画。涙も笑いもあり、構成もいい。まごう事なきリアルな青春が詰まっていて、目が離せなかった。これだけが式の中で価値のあるものだったと少しホッとした。

卒業式を終え帰宅すると、11年前に家を出て行ったひとからメールが来た。

「◯◯の高校卒業、◯◯の小学校卒業おめでとうございます。また、ここまで二人の子供達を大切にかつ確実に育てて頂いてありがとうございます。二人とも父親がいない事で厳しい日を過ごした事は聞いたことがありますが、心の豊かな人間に育ってくれているのは嬉しく思います。心から感謝致します。」

まるで親戚からのメッセージのようなメール。でも、一緒にいた頃の最後の記憶では彼はナイフのような言葉しか投げなかったことを思うと上出来だ。時間は人を変える。

卒業おめでとう、は色々なひとが言ってくれても、「ありがとう」と言ってくれるのは彼だけだから、過去を考えずに今日はこの言葉を素直に喜ぼう。

季節が変わるごとに、子供たちも私も、これからも少しづつ強くしなやかになれるといい。そう、自分自身もこの11年間、どうやって過ごしていたのか正直覚えていない時期もある。たくさん笑ったり泣いたり、プライドを捨て、泥水をすするような思いもした。思い出したくない失敗もたくさんしてきた。

それでも私の11年間も上出来だった。

生きていれば、いつだってリベンジできる。

 

さて、中学、高校の6年間息子に作り続けたお弁当作りも、もう終わり。
ちょっとした自慢は、クラスの息子の友人が文集に「お弁当うまかった!」と息子宛てに書いてくれたこと。

代わりにまた6年間の娘のお弁当作りが4月から始まるけど、今はちょっとだけお弁当作りも春休み。

画像は高校時代の息子弁当。男子の割に少なめ?人気があったのが(友人含め)カツ丼と親子丼。画像にはないけど、塩焼き豚タン弁当!さすがに娘にこれ作ったら怒るだろうか。

最後までお読みいただき、有難うございました!

ストレングスファインダーの学び報告:その2

昨日はりいこさんのSF勉強会#2に参加しました!

今回扱った資質は 収集心、規律性、アレンジ、適応性、自己確信の5つ。

 

自分の上位資質は5位の収集心、10位のアレンジで、規律性17位、適応性 21位、自己確信 22位と、中途半端なポジション。この辺りの資質は情報を本で読んでも実感がなかったので、その資質のエピソードを聞くのも楽しみでした。

 

【全体の感想】

資質を学べば学ぶほど、脳内でごちゃごちゃだったパズルのピースがカチッとハマっていくんです!

 

自分の行動、周囲の個々人との関係性、興味の対象、仕事の選択。意識していなかった背景の焦点が合ってくる。

 

これがなんとも気持ちイイ。。帰路、アドレナリンが出すぎて脳内がジンジンしてました。ヤバい?

これこそ学習欲&収集心上位の悦楽なのかな?

 

思考そのものを抽出して、象徴ワードに置き換えた資質。

如何に上位資質たちが自分を動かしているかという事を理解する。

自分としては14位くらいまでのバランスが大切な気がする。。

 

それらの主従関係を整えて、チームとしてうまく使えた時に最高のパフォーマンスを発揮できるのだろうと感じます。

 

【気づきポイント】

私は収集した情報に、優先順位をつけて削る作業が大好き。まさにデザインと同じ。

知りたい情報があれば本を集めるけど、内容を見た後は1、2冊残して手放す。

なるほど、収集心を最上がコントロールしてる!

仕事もライフスタイルもこの2つの資質がキモらしい。

1位の最上志向が、2位以下の自分の持つ資質全てに影響を及ぼしているらしい。

 

リーさんの「最上志向はOSですよ」という言葉が超しっくり!

どの資質を使う時も、最上が門番になって取捨選択をしてくれていたみたい。

 

【各資質について】

「自己確信」レア資質。

沢山のエピソードがシェアされ、理解が進みました。

・「自己確信を説明するには、自信、という言葉では軽すぎる。もっと重量感のあるもの」→このコメントに惚れました。。

・身を挺してでもやる!リスクを取らないと発揮できない、コスパの悪い資質。

・自己確信上位の「大丈夫!」とポジティブの根拠なき「大丈夫だよー!」とは全く違うもの。(イタタ…たまにこれ言う…汗)

・人の道義は関係なく、神の意識が降りてきて丹田にいるような感じがある。

 

「規律性」レア資質。

・規律性のエピソード 成果を出すために24時間のルーティンを決めたい。うまくいかないと落ち込む。

・迷う時間が勿体無いので決めておく。

・周囲に対しては仕組み作りをした上で、ルーティンが進むようにする。

・お子さんがものの場所を変えないように、テプラで所持者と置き場所を貼っておくというのがすごい!

   子供に対して怒るだけではお互いストレスになるだけですもんね。素晴らしい!!

 

「適応性」

・かっちり目標を決められると嫌。柳のようなしなやかさを持つ。

・究極の強さを持つ。火事とか地震の時についワクワクする。

・先のプランを入れておくのは好まない。プランを後出ししたい。

非常時にワクワク、というのが興味深い。例えばER勤務の医師や看護師さん、消防士さん。

適応性がいないと、非常時に大変なことに。。私のように狼狽したり、悲しみににくれるタイプは役に立たない。

 

「アレンジ」

実行力の資質。人でも物事でも、組み合わせることが上手い。きっちり整える能力と曖昧さに抵抗しない柔軟性がある。

変わっていくのが大好き。プロデューサー気質。変化に抵抗する人に違和感を覚える。

若くてこの資質があると、自分は指示ばかりで、こいつ仕事してない!と思われがち。

10位な資質だけあって、思い当たる!

自分よりも上手い人に任せたいタイプ。お土産を買った後のスーツケースをきっちり収めるのに喜びを感じる→あるある!

 

「収集心」

もっと知りたいという渇望を持っている。知的好奇心。本好き。

人間関係構築力資質と収集が組み合わさると、得た情報を相手にとって有益な情報を提供して喜んでもらうのが嬉しい。

モノのコレクターはそこまで多くない。

 

まだSF学習の序章でしかないのですが、私にとってはコーチングでもあり、今回も面白く学ばせて頂きました。

 

りいこさんの言葉

まず、自分の資質を愛すること。

資質を愛すれば理解ができる。

そうすれば周囲のことも尊重できる、尊敬できるようになり、好循環が生まれる。

 

私と同じストレングスのゆっこさんの

「私たちの資質、とっても素敵なんですよ!!私、大好きです!」の言葉が浮かぶ。

 

まず自分を愛せよ、ですね。

 

もっと自分を好きに、そして他人も愛して理解できるよう次回の学びも楽しみます♪

ホットクックは認知症予防料理術の最強ツール

f:id:sannaducati:20180218093313j:plain

突如ホットクックレシピ本を作りたくなり、暴走してしまった件

この数年、健康に関することで個人的にブームが続いているのは、もっぱら認知症予防としてのAGE対策です。
AGE対策は認知症予防だけでなく、ガン、皮膚や骨の老化、白内障予防にも通じると言われています。

https://goo.gl/YZzxi8

AGEは糖や揚げるなど高温加熱した食材に多く含まれます。それを避けるためには野菜などは生で摂取するのが最適なのですが、とはいえ、サラダばかりは冷えるし飽きる。ですので、無水料理を含む蒸す調理法がAGE対策としては一番続けやすく、このところはホットクック料理が毎日食卓に上がっていました。

一昨日、在宅仕事中の昼休みにホットクックでラタトゥユを作って食べていて、ふと、AGE対策×ホットクック の組み合わせは最強なんじゃないかと気づきました。そしてホットクックグループの皆さんのレシピをKindle本にしたら超便利だろうと思いたったのです。


そこからは右脳しか機能せず(苦笑)20分ほどで画像のような本の表紙のイメージ(仮)を作り、FBのホットクックグループに私の意図と画像を投稿してみました。皆さんからご意見、コメントを頂いて、とても有り難かったです!

→ キャッチーだと思って「最強の」と入れてみたものの、小林カツ代さん並みの料理家か、ハーバード教授監修とかじゃないと絶対使えないですよね(笑)

結果的にはレシピに責任を持つのが難しそう、印税の問題、作業分担のなどの問題が明らかになり、グループの投稿を本にするのは難しいという結論に。。

良くも悪くも、思いつくとボールを投げずにはいられなくて、グループの皆様にはお騒がせしました。。でも、こういうテーマの本があったらいいなぁと思うので、個人的にちまちまページ作成に取り組んでみようと思っています。デザイン×料理×健康対策は大好物なので、自分のストック用としてだけでも時間をかける価値があります。

ホットクックを買ってすぐには使い慣れなず、どなたかに譲ろうしていた私が、本を出したいと思うまでにホットクックラブになるなんて…自分でも驚きですが、良いものなので仕方ない。。大好きなものが増えたのも、とっても幸せなことです。これもひとえにコミュニティ
の皆さんのおかげだと感謝しています!

私の料理歴も、高校時代のお弁当作りを入れると30年越え…腕はふつうの主婦レベルですが、ボチボチこれまでの料理ネタを振り返ってカタチにするのも面白いなぁ、とまた楽しみが増えましたー♫ 子供達にも母の味を残してみようという気持ちもあるし。。 いつか皆さんにまとめてシェア出来る日がくるといいなと思っています^ ^

ストレングスファインダーの学び報告:その1

1月28日のことですが、ストレングスファインダーコーチのりいこさんによる資質勉強会@自由が丘に参加してきました!

https://strengths-labo.com/strengthfinder/strengthfinderdetail/

やりっぱなしで何も学んでいなかったSF。。
せっかく受けたのに何も活かさないのはのはもったいないなあ、という気持ちでポチ。そして,SF上位5つ同じのゆっこさんとの出会いが衝撃で、SF勉強モードが高まりつつ当日♪

初めてお会いする方も多かったので、勉強会前のランチもとても楽しみにしていました。
自由が丘らしい素敵なカフェ ブルー ブックス カフェ 自由が丘店
https://tabelog.com/tokyo/A1317/A131703/13173984/

席が近くだったメイさん、えりこさん、きくあーとさんとの雑談や、自己紹介させて頂いたおかげで、勉強会の中で自分のエピソードを話すのもスムーズに^^
今回は、学習欲、達成欲、活発性、調和性について学ぶ会。

参加メンバーの個々の上位資質と、今回の資質が何位かを表にしたものを見ながら、各資質が上位の方、ボトムの方のエピソードを伺います。それに対してりいこさんが解説を加えながら学ぶ3時間、楽しすぎてあっという間でした。。。終了後、次回分の申し込みも速攻済ませました(笑)

個々がどう強みを生かしているか、また、それが弱みに出るときはどう対処しているか?
りいこさんがお話しされていたように、これくらいの人数で、ライブで皆さんと場を共有するのはとても楽しいし、学びがすごく深くまで入ってくる!
サポメにもあったようにまさに集合知

SFを学ぶと誰もがオリジナルの強みを持ち、活かせる場が必ずあるんだなということがわかります。(今更ですがー汗)
「みんなちがってみんないい」というふんわりしたワードが、しっかりした実体を持って脳内に現れた感じ。
そして人は一人では生きられない以上、チームの相性はとても大事。
相性のいい人とどう組めるかは人生のクオリティへの超重要事項なんですね。
プライベートもお仕事も!!

私自身の資質での気づき
「収集心が5位なのに断捨離が得意」なこと。皆さんに指摘されて初めて気づきました。。汗
りいこさんに、なぜ物を手放すのが得意なのか、収集心上位で断捨離苦手で困っている人にシェアしてあげるといいかも!とアドバイスされたので、宿題に取り組んでみました。

1. 人生中8回の実家や自身の引越しで、使ってないものを減らす癖がついた。
2. 母がきれい好き。シンプルなインテリアの家で育った。
3. 離婚後、120㎡の一軒家から67㎡のマンションへ引越し。ものを大幅に減らし、唯一収集していた本も殆ど処分。思い出はデジタル化。
4. 結局、殆んどの物は買い直せる。
5. 今は収集したいのは知識と器だけ。

6.掃除と管理が嫌いなので、モノ自体減らしたい。

小さい頃は切手やポプリ(苦笑)、雑誌など収集していたのですが、引越しの時に管理が面倒になって処分した思い出があります。また、両親や元夫とのを別れの中で、今大事なのは自分と子供の心身の健康だけと割り切れたこともあって、モノの依存度は低くなり、必要な時にあればいいツールという感じになったようです。

ものは健康でお金さえ稼げていればどうにでもなるので、処分して管理を楽にする方が優先度高いのかな?
見返すと生いたちによるところが大きいので、アドバイスになるかどうかわかりませんが。。

とういことで、次回の勉強会も楽しんで学びたいと思います♪

 

ご一緒させて頂いた方】
りいこさん- 知識の深さはもちろんですが、場の盛り上げ方が素晴らしく、面白い!3時間あっという間。。
かなさん- 戦略的思考と可愛い笑顔と学習欲1位!最強です。。
ふくさん - 気負いのない、ずば抜けた行動力、尊敬します!
マリモさん - 調和性Topのエピソードが印象的でした。バイクLove仲間ができて嬉しい♪いつかご一緒したい!
ひろひろ@後オフ幹事さん - ご自身のSFに合った仕事に変わったことで仕事が上手く回り出したエピソード、感動でした!
katieさん - 急遽ランチだけのご参加になったにも関わらず、お菓子の差し入れを。。驚異の気遣い力をお持ちです。
まりちゃん - 5人のお子さんのシングルマザーなのに、イベントにガンガン参加されていらっしゃるとのこと。さすがの実行力!
きくあーとさん - 場のムードメーカのお一人でした^^本当に楽しかったです!
メイさん - 穏やかで活発性低い共通点が。「休み2日のうち、1日は家にいたい」仲間でした^^
ポコちゃん - 私と違う視点で物事を見るエピソードに気づきがあります。またおしゃべりしたいです^^
えりこさん - SFをチーム作りに取り入れた会社での経験談をお聞きしました。SFを使うとそんなにチームの生産性が上がるんだ!と感動。
リー♪踊るワーママさん - 再会でき嬉しいかった♪ 気づきました、調和性がボトムの人に憧れる傾向にあるかも。。
友紀子さん- 人間関係構築力が高すぎる友紀子さん。良い人が前面に溢れていました!
花音さん - お仕事のエピソードを話される時の笑顔が素敵でした^^
いけちさん - 遠足以来久しぶりにお会いできて嬉しかったです!調和性Topならではの気遣いが素敵^^

離婚を考える方に知っておいてほしいこと

f:id:sannaducati:20180212174941j:plain

ひとり親家庭の問題絡み連投で恐縮ですが。。。この問題についてますます危機感を覚えるニュースが上がっていたので最初にシェアさせてください。

 

奨学金破産、過去5年で1万5千人 親子連鎖広がる

https://news.yahoo.co.jp/pickup/6271779

 

前回の投稿でご紹介したように、奨学金を利用している方の多くがひとり親家庭ではないかと想像します。

 

子どもが小さい頃はさほどお金はかからなくても、大学入学で家計が破綻する。そもそも、親二人が相応の子育て費用負担をしていれば、借金をしてまで学ぼうという真面目な若者やその親が、自己破産するような事態を避けられたケースも多いと想像しています。

 

私の経験を踏まえ、ご本人、もしくは周囲で離婚を考えて悩んでいる方がいらしたら、是非お伝えしたいことが2点あります。

 

  1. 弁護士に相談してください

 

一人で考え込まず、まずはプロの知識を借りてください。自治体で無料で30分の法律相談が受けられる制度があります。時間が短いので、内容を事前にまとめておくと良いです。

 

離婚後の公的な補助等についても申請をしなければ、国や自治体は何もフォローしてくれません。先々どういう補助が受けられるのか、離婚にあたりどのように進めたら良いのか、アドバイスを聞いてみてください。また、法的にどちらに非があるのかなど、判断してもらえます。

 

そこで納得いく内容でなければ、近辺の弁護士さんを探して相談してみてください。¥5,000/1時間 位の費用です。私は2回ほど相談しました。

 

  1. 協議離婚しないでください!

 信頼できる相手であっても、将来何があるかわかりません。口約束の養育費は、止められても、なんの手立ても取れません。調停で公正証書を作れば、養育費を払う側が日本国内で給与所得者の場合、養育費が滞っても給料から差し押さえできます。

 

私も最初は家庭裁判所のハードルを高く感じ、調停をためらっていました。行政書士に依頼し、公正証書を作るつもりでした。が、結局そこに記載する内容は2人の合意が必要。互いの言い分は相反するものなので、内容がまとまらないまま1年が過ぎ、収束できず。。行政書士に支払った8万円は無駄になりました。

 

対して、調停離婚の申し立てにかかる費用は たったの ¥2,000 です!安い!「調停のススメ」本を書きたいくらい感謝しています。(別途戸籍謄本などの書類は必要)

 

注1:婚姻中に生活費を入れない(婚姻費用分担が民法で決められています)などでも申し立てができ、過去に遡って請求できます。

 

注2:調停も万全ではなく、相手が家裁に来なければ機能しないですし、無職ですと取り決めも機能しにくいです。双方が納得いかなければ不成立のケースもあります。。とはいえ、殆どの場合大きな価値があります。

 

私は、父母のどちらが育てても、子どもにしっかり愛情を注げるのであれば、問題ないと思います。ただ、現在の民法では子どもが小さければ、ほぼ母親が親権、監護権を取れます。共働き家庭の増加で男女共育児に関わる夫婦が増えていますから、今後民法が変われば、父子家庭も増えるかもしれません。

 

その際に、子どもの福祉を一番に考えた上で、親双方が相応の負担をすること。

子どもが、離婚する前とできるだけ近い経済状態で育つこと。

 

これが私の願いです。

子どもに責任はないのですから。

 

もちろん公的なフォローは必要ですが、不十分な今の制度がすぐに変わるとも思えません。変わるとしても何年かはかかるでしょう。監護者は子どものケアに時間を取られますので、せめて監護権のない方の親が経済的なサポートをきちんとすることで、子どもも一緒に住んでない親とも絆を感じます。

 

私は離婚時にかなーり、もめたため、今後子どもを父親に合わせる必要はない、という人もいました。

正直、私も当時はそんな気持ちもありました。

 

けれども、彼は子どもたちにとってかけがえのない父親なのです。

 

子供たちのことを愛し続けてくれる肉親が、一人でも多くいることが、彼らの人生に自信を与えるだろうと思いました。

 

私のつまらない意地のために、それを犠牲にする訳にはいかない。

 

養育費をもらい、それなりの教育を受け、定期的に父親と会い、精神的に安定した生活を送れているので、離婚前後には低かった子供たちの自己肯定感が上がったのを感じています。

 

子どもの「運」を開くのは、ある年齢までは、親の行動にかかっていると思います。

(私もまだまだできているとは思えませんが。。汗)

 

離婚問題で悩んでいる方は決して一人で抱え込んで、自分を責めないでください。

周囲の私的、公的サポートを遠慮なく受け、少しでも良い方向へ進んで欲しいのです。

 

私にも、もしお役に立てることがあれば是非させてください!

いちばん声をあげたい人は、その気力すらない

f:id:sannaducati:20180211100713j:plain

画像は発売中のアエラの記事です。
別の記事(地方創生)目当てで買ったのですが、この3ページの記事にショックを受けています。日本のひとり親家庭の現状をアエラの記事の抜粋からと、思うことを書きます。

離婚後、非正規の仕事にしかつけず(手取り月収10-20万程度)子供達が幼少期はそれでもなんとかしのげても、高等教育を受けるために降りかかる、数100万単位の出費には耐えられないシングルマザーの世帯が多い。

それまで必死に貯めた貯金を全て放出しても足りず、無利子の母子福祉資金貸付金やなどを借りるも、第2子が私立高校に進学となると一気に家計が成り立たなくなる。記事に登場するシングルマザーは、結局自己破産せざるをえない。一番お金がかかる時期なのに、18歳になると児童扶養手当もなくなるのです。


貧困の連鎖を自分の代で止めたい。

そんな気持ちだけで、必死に受験勉強した子供達に大学に行かせてあげたくて、全て母親が背負った末の自己破産のケース。自己破産はどうにか免れても、将来的に離別寡婦の貧困問題が出てくるのは火を見るより明らかです。

2015年の子どもの貧困率は13.9%、ひとり親に限ると、50.8%が貧困。(ひとり親世帯の85%が母子家庭と推計される)国際的に見ればひとり親世帯の就労率は約86%、OECD加盟国の中で最も高い。

他国のシングルマザーに対するスタンスは「子供をケアすべき存在」という認識があるから、働かなくても基本的な生活費がきちんと保障されるような制度が確立されている。

日本の離別母子世帯で養育費を受けているのはわずか20%.日本の制度に実効性は乏しく、父親は払わなくても社会的制裁を受けることはない。

方や、韓国は2015年に養育費を立て替える制度ができている。

デンマークは18歳未満の子供を持つ全世帯に「有子家族手当」が支給されその上で、全てのひとり親世帯に「普通育児手当」が給付され、ほとんどの父親が養育費を支払っており、大学までの教育費は無料。

アメリカは対極の考え方で「すべて自己責任」ただし、裁判所で養育費や共同養育権を取り決め、養育費を支払わないのは社会的批判を浴びる恥ずべきこと、という認識。養育費を払えない貧困層には「貧困家庭一時扶助」という手当が支給され、併用される「栄養補給支援」制度などと合わせれば月20万程度が保障されているそう。

日本のシングルマザーは世界一働いているのに、「貧困」なのです。
これ、自己責任でしょうか?

政策の問題ですよね。ひとり親の経済政策がこの20年、何も変わっていないことに愕然としました。

「養育費取り立て制度、給付型奨学金、十分な児童扶養手当、このうち一つでもなされていれば貧困に陥っていないシングルマザーが沢山いたはず。学習支援やこども食堂は、子供たちの居場所にこそなれ、何も変わらない」と書かれています。

 

参考資料:厚生労働省 平成27年ひとり親家庭の現状について 
母子家庭 123.8万世帯、父子家庭 22.3万世帯
https://goo.gl/qwTRMR

 

私自身、離婚して8年間、ずっとこの問題をどうにかしたいと思い続けてきました。

けれども、十分な時間がない、気力がない、お金がない時期がしばらく続きました。

今、息子は18歳、娘は12歳に成長し、やっと自分の時間は取れるようになりましたが、

高等教育にかかる費用をまざまざと実感する日々。

まさしく息子の大学受験中で、湯水のように出ていくお金を眺めていくしかありません。

3,4月は滝のような(爆)出費が続くでしょう。。

それでも私はまだ、健康で仕事さえ続けられれば、なんとか大学の学費を払えます。

現状に対して、声をあげたくても、あげられない人がたくさんいる。

もういいかげん、長過ぎた内省の時間は終わりにしよう。

急に変えることはできなくても、現状を変えるために少しづつ動くことを決めました。

 

お読みいただき、ありがとうございました!

落合陽一さんの「日本再興戦略」読みました。

昨日の発売を楽しみにしていたこの本。

https://goo.gl/Tmzyw6

f:id:sannaducati:20180202155949j:plain


夜から読み始めたのに、一気読み。
読むのを止められない!
そして繰り返し何度も読むこと確定の内容でした。

そういえば、モノをあまり買わなくなっているけれど、
衣食住と本のほかに毎日どこにお金を払っているのか?
どんなサービスを使っているのか?

フェイスブックで友人たちと交流を行い、アマゾンで日々買い物をし、グーグル翻訳を使いまくって仕事をしている。
1日のうちで一番触っている道具はアップル製品。
日本の会社の収入の低さや、生産性の低さ、仕組みの違和感にモヤモヤを感じてアメリカ資本の会社に転職した。

あれ?

ローカルな場所にいて地元の農産物を買って地域貢献と思いつつ、実は薄く広くシリコンバレーやアメリカにお金を注ぎ続けている自分に気付く。
その事実にガツンとやられ、それでもこの先の日本に新しい、明るい道があると示してくれている本です。
今の日本に違和感、不満、閉塞感を感じる全ての人に読んで欲しい。

日本には日本らしい再興の方法がある。
歴史を紐解き、私たちの国の成り立ちから考察し、アメリカやヨーロッパの国のやり方をそのまま真似るのでは上手くいかない理由を提示する。
様々な観点から日本の未来をデザインする方法に、すとんと腹落ちさせられました。

前書きからして脚注がつきまくるすごい情報量。落合さんの知識の深さと広さ、皆が当たり前だと思っていることに疑問をもつ考察力と発想力。
それをベースにした、これからの日本をどう再興させるかの戦略、説得力に圧倒でした。
私たちの既存の価値観を、気落ちよーーく取っ払ってくれます。
まず恐るべき事、恐れる必要のない事を知ることが重要と感じました。

全章本当に面白いのですが、特に響いた箇所をいくつか。

・日本の高度経済成長の正体:均一な教育、住宅ローン、マスメディアにおける消費者購買行動の3点。これを今の状況で続けていくと生産性が下がる一方
・「ワークライフバランス」から「ワークアズライフ」へ。日本人は古来生活の一部として仕事をしていた。東洋的には仕事をしながらストレスなく生きている方が自然。
・これからは百姓的生き方が重要。百姓という言葉は農耕主体の社会において100の細かい別々の仕事をしているという意味。
・ものづくりへのリスペクトを回復するべき。日本の拝金主義は本質を見えなくする。
・日本は中央集権体制には向いていない。仮想通貨のようにブロックチェーン的な、地方分権による意思決定が向いている。
・5G,自動運転、自動翻訳などのテクノロジーが生活や仕事を劇的に変えていく。
・日本の人口減少は人類史上稀有なチャンス。教育にコストがかけられるようになる。
・日本は機械親和性が高い。人手不足のため機械化が進み、それを迎合できる。
・日本はTポイント、ANAマイレージなど、既にトークンエコノミー先進国。
・景気が良くなったのに賃金が上がらない根本的な理由は、アマゾン、アップル、グーグル等、知らないうちにシリコンバレーにお金を吸い取られているから。

あ、途中までマーカー引いたところ抜き出してたのですが、多すぎるのでこの辺りで。。是非読んでください^^

こんなすごい若者が筑波大にいた時につくばにいたかったな(笑)
私は経済的に自立したくて、大学卒業と同時に速攻つくばを飛び出てしまったけど、青春時代の12年を過ごした場所を少し懐かしく思いました。

落合さんがつくばで有望な若者たちを育成していることにも大きな希望を感じています。
自分用にはKindleで買ったけれど、特に若い人に読んで欲しいので、息子と息子友人に紙の本を配ろうと思います。

#ブックレビュー #落合陽一 #日本再興戦略