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離婚を考える方に知っておいてほしいこと

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ひとり親家庭の問題絡み連投で恐縮ですが。。。この問題についてますます危機感を覚えるニュースが上がっていたので最初にシェアさせてください。

 

奨学金破産、過去5年で1万5千人 親子連鎖広がる

https://news.yahoo.co.jp/pickup/6271779

 

前回の投稿でご紹介したように、奨学金を利用している方の多くがひとり親家庭ではないかと想像します。

 

子どもが小さい頃はさほどお金はかからなくても、大学入学で家計が破綻する。そもそも、親二人が相応の子育て費用負担をしていれば、借金をしてまで学ぼうという真面目な若者やその親が、自己破産するような事態を避けられたケースも多いと想像しています。

 

私の経験を踏まえ、ご本人、もしくは周囲で離婚を考えて悩んでいる方がいらしたら、是非お伝えしたいことが2点あります。

 

  1. 弁護士に相談してください

 

一人で考え込まず、まずはプロの知識を借りてください。自治体で無料で30分の法律相談が受けられる制度があります。時間が短いので、内容を事前にまとめておくと良いです。

 

離婚後の公的な補助等についても申請をしなければ、国や自治体は何もフォローしてくれません。先々どういう補助が受けられるのか、離婚にあたりどのように進めたら良いのか、アドバイスを聞いてみてください。また、法的にどちらに非があるのかなど、判断してもらえます。

 

そこで納得いく内容でなければ、近辺の弁護士さんを探して相談してみてください。¥5,000/1時間 位の費用です。私は2回ほど相談しました。

 

  1. 協議離婚しないでください!

 信頼できる相手であっても、将来何があるかわかりません。口約束の養育費は、止められても、なんの手立ても取れません。調停で公正証書を作れば、養育費を払う側が日本国内で給与所得者の場合、養育費が滞っても給料から差し押さえできます。

 

私も最初は家庭裁判所のハードルを高く感じ、調停をためらっていました。行政書士に依頼し、公正証書を作るつもりでした。が、結局そこに記載する内容は2人の合意が必要。互いの言い分は相反するものなので、内容がまとまらないまま1年が過ぎ、収束できず。。行政書士に支払った8万円は無駄になりました。

 

対して、調停離婚の申し立てにかかる費用は たったの ¥2,000 です!安い!「調停のススメ」本を書きたいくらい感謝しています。(別途戸籍謄本などの書類は必要)

 

注1:婚姻中に生活費を入れない(婚姻費用分担が民法で決められています)などでも申し立てができ、過去に遡って請求できます。

 

注2:調停も万全ではなく、相手が家裁に来なければ機能しないですし、無職ですと取り決めも機能しにくいです。双方が納得いかなければ不成立のケースもあります。。とはいえ、殆どの場合大きな価値があります。

 

私は、父母のどちらが育てても、子どもにしっかり愛情を注げるのであれば、問題ないと思います。ただ、現在の民法では子どもが小さければ、ほぼ母親が親権、監護権を取れます。共働き家庭の増加で男女共育児に関わる夫婦が増えていますから、今後民法が変われば、父子家庭も増えるかもしれません。

 

その際に、子どもの福祉を一番に考えた上で、親双方が相応の負担をすること。

子どもが、離婚する前とできるだけ近い経済状態で育つこと。

 

これが私の願いです。

子どもに責任はないのですから。

 

もちろん公的なフォローは必要ですが、不十分な今の制度がすぐに変わるとも思えません。変わるとしても何年かはかかるでしょう。監護者は子どものケアに時間を取られますので、せめて監護権のない方の親が経済的なサポートをきちんとすることで、子どもも一緒に住んでない親とも絆を感じます。

 

私は離婚時にかなーり、もめたため、今後子どもを父親に合わせる必要はない、という人もいました。

正直、私も当時はそんな気持ちもありました。

 

けれども、彼は子どもたちにとってかけがえのない父親なのです。

 

子供たちのことを愛し続けてくれる肉親が、一人でも多くいることが、彼らの人生に自信を与えるだろうと思いました。

 

私のつまらない意地のために、それを犠牲にする訳にはいかない。

 

養育費をもらい、それなりの教育を受け、定期的に父親と会い、精神的に安定した生活を送れているので、離婚前後には低かった子供たちの自己肯定感が上がったのを感じています。

 

子どもの「運」を開くのは、ある年齢までは、親の行動にかかっていると思います。

(私もまだまだできているとは思えませんが。。汗)

 

離婚問題で悩んでいる方は決して一人で抱え込んで、自分を責めないでください。

周囲の私的、公的サポートを遠慮なく受け、少しでも良い方向へ進んで欲しいのです。

 

私にも、もしお役に立てることがあれば是非させてください!